アラビア語学習記1

こんにちは。私は医療系大学の2回生への進級を控えた春休みに、この文章を書いています。この文章は自分のアラビア語学習の進歩を記録して、成長を実感してやろうという意図で書かれています。

 まず、なぜ、アラビア語に興味を持ったのかという話をしましょう。端的に申し上げますと、ある一人の人物をより深く知りたいと考えたからです。言語を学習するにはその言葉を話す恋人を作りなさいとはよくいったもので、(ただし一言申し添えると、私は打算的に結んだ人間関係は空虚だと断じますが、)言語の本質は相互理解の手段なので、相手のことをよく知りたいとの思いは語学学習の良いインセンティブになるのでしょうね。

 その人物(以後便宜的に甲と呼びますが、)はUAEの出身で数年前に日本にやってきました。UAEはUnited Arab Emirates(アラブ首長国連邦)の略称でアラビア半島に位置し、アラビア語公用語とする国家です。甲が母国語を喋っているところを不思議なことに私は見たことがないのですが、カタコトながらも丁寧な日本語を喋ります。お世辞にも流暢と言えない日本語ながらも表情は豊かで出会ってすぐに打ち解けました。甲の顔は一度見たら忘れない容貌をしていて、それというのも浅黒い肌に小さく控えめな口、鼻そして変わった色の虹彩を持つぱっちりとした垂れ目で基本無表情なのです。しかし会話を重ねるごとに分かっていったのですが、その無表情が小さな表情の変化やニュアンスの違いを際立たせて、とっても饒舌に感じられます。そんな甲のことを考えるにつけ、言語の壁、とでもいうのでしょうか、意思疎通の不自由さ、日本語の会話で取りこぼされている些細な意味合い、そういったものに気づき、その表情の裏にある思いを知るには自分もアラビア語を学ぶことが一番だと思い至ったわけです。以上がざっくりとした動機です。より詳しくは別の機会に。

 では実際に取り組んだ流れを紹介しましょう。まずアプリとwebサイトを紹介します。

1.duolingo

https://apps.apple.com/us/app/duolingo-language-lessons/id570060128

このアプリはワンタッチで語学学習ができるスグレモノで、主流の英語や韓国語、中国語からかなりマイナーな、例えば最近話題になったもので言えば、ウクライナ語などまで広い範囲で言語をカバーしている語学学習ツールです。なんの知識もなくアラビア語を学ぼうとする人にとっては心強い存在で、音と同時に文字が表示されるので特にアラビア語にあるいくつかの特有の子音を理解するのに役に立ちました。英語のみでしか対応してないのが難点です。

2.アラビア文字の書き方
https://alarabiyah.sakura.ne.jp/category/arabic/alphabets/

 このサイトは真っ先に見に行っても良いくらいオススメで、なんとアラビア文字が書けるようになります。アラビア文字って意味不明、解読不可の言語の代名詞的扱いを受けている印象がありますよね。そのアラビア文字の体系を理解して書き順まで細かく体得するための動画や図解が詰まっていて非常に参考になりました。

3.アラビア語初級Eラーニング

http://el.minoh.osaka-u.ac.jp/wl/ar/index.html?page=arifuba

上記の「2.アラビア文字の書き方」を参照しつつ、文字・文法解説の項のPDFを使って単語を練習するのに使っています。五十音表や単語表、挨拶など文字練習に限定しても充実した内容ですが、文法事項や表現集など初初学者にとっては果てしない情報量が詰まっています。

 

以上のサイト、アプリを用いて学習を進めています。文字の発音の理解と書き順などの理解が進めば単語を書き並べて理解していくような形です。ただ、アラビア語の特徴として母音は文字として示されないのでなかなか記憶できません。また、duolingoは単語を覚えるのに向いていないのでQuizletなどにメモして学習を進めています。進捗があればまた更新しようと思います。ありがとうございました。

当ブログの方針

こんにちは。当ブログを運営していくにあたって、その目的を整理するためにこの記事を書きます。

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1.筆者の立場
私立医大に通う医大生です。アルペン部と軽音部に所属するものの、どちらの分野でも素人以下です。趣味は小説や漫画を読むこととTwitterです。

2.目的

考えや経験をアウトプットする。

ただ漠然と本を読んだり勉強してわかったつもりになるのを防止する。

 中国武漢から出発して全世界に広まった新型ウイルス感染症の猛威は凄まじく、新しく入学した大学生にもその影響は平等に及ぼされ、部活動が禁止されたり対面授業が減らされたりするなど生活スタイルは大きく変化しました。その結果としてここ一年人と関わりあうことがめっきり減ってしまい、生来のコミュ障と出不精も災いして、何日も人と会話しないことは珍しくありませんでした。そうした生活をするうちに私の頭の中では漠然とした危機感が育っていくことになります。その危機感というのは会話を繰り返すうちに培われるであろうなにかを語る能力が劣化していくのではないかというような恐怖感です。先述した通り、筆者の趣味はTwitterと読書です。この二者に共通する性質として、何か考えを膨らませ肉付けをすることに欠けるということです。Twitterは便利でエキサイティングなツールですが、140文字という制約の中に自分の所感を削ぎ落として洗練させることに特化しています。読書はインプットするのみで、アウトプットには関わりません。どちらもアウトプットの情報集めの段階で終わっているのです。何かアウトプットをしなければその能力は身につかないままでしょう。

 そして劣化していくのは会話能力だけではありません。自分の得た知識や体験の記憶もどんどんと劣化していく感覚がありました。人は生きていく中で自分の価値を高めたり、価値のある行動をしたいと考えるものだろうと思います。しかし価値というものは解釈や評価とワンセットの概念であり、解釈するためには保存されていないといけません。昨今のインスタブームもその一種だろうと思いますが、価値を周囲と確認するための手段として綺麗な写真や友人同士の写真を共有し、保存しているような例はたくさんあります。これから書き綴る予定のブログはキラキラした生活をしていない筆者のインスタの代替品であり、自分の知識の保管庫でもあります。そのため自分でブログを見返すことができるような文章を心がけたいとも考えています。そして自分の使う語彙を把握しておきたかったということも目的の一つです。自分を客観視することが苦手なので語彙についても把握しておこうと思います。

3.ブログの内容

主に考えているのは

大学、バイトの日記

読書メモ

漫画、音楽、映画の紹介

政治的考え、時事ネタ

です。おそらく、多くは日記に費やされる予定です。